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効率をぐーんとあげる独学のコツ①飽きない工夫をしよう

オンライン国語教室・小論文教室「オトモ」です。

このブログでは

中学で長期入院→不登校→高校中退→東大→国語専門塾と個別指導塾運営

を経験した私、あもれが、
独学を効率的に進めるための学習方法を提案しています!


独学で資格試験や大学受験に挑戦したいと考えている人
なるべく時間やお金をかけずに自力で新しいことを学びたい人、

に、少しでもお役に立てるよう、丁寧な解説を心がけていきますので
よろしくおねがいします!

効率をぐーんとあげる独学のコツ ①飽きない工夫をしよう

今日からいよいよ独学のコツを説明していきたいと思います!

と言っても、大学受験のおすすめ参考書はコレ!みたいな具体的すぎる話は情報過多ですし、あとに回して(笑)

受験でも、仕事でも、プライベートでも
さまざまな「独学」の場面で、
一生使えそうな情報をご提供していければと思っております(^o^)

めくるめく速さで、社会全体が変化していく時代、
勉強することばかりですからねー٩(๑`^´๑)۶

じぶんを飽きさせないために・・・

まず、自力で勉強する難しさって

飽きちゃう

ってことですよね。。。

やる気はあるはずなのに
集中力が続かなくなってしまうのはなぜなのでしょうか?

原因を見極め、改善することが成功の秘訣です!

コツは、脳を刺激し続けること!

まず、「どうして飽きてしまうのか」について、説明していきます。

前提として、人間の基本的なからだの構造は他の哺乳類と同じです。
そのため、獲物に襲われたり、狩りをする時に備えて

「休めるときには、身体も脳も休む」

ようにできています。

だから、同じようなことを何度も繰り返すなどして、
新しい刺激が入ってこない時は
脳が「休息モード」に入ってしまい、なかなか集中力が続かなくなるのです。

ストーリーや映像、BGMがド派手にがんがん切り替わっていくハリウッド映画より、
セリフもBGMもほとんど無い、モノクロのフランス映画を見たほうが、
眠くなる確率が高いのは、このためですね。

つまりは、
「勉強中は、脳をあらゆる方法で刺激し続けること」が、
飽きずに集中し続けるコツです。

提案① 環境を整えよう

学習効率をあげたいのであれば、
「脳を刺激しながら勉強する」ことを意識しましょうという話をしました。

かと言って、1つのことに集中したい時、
騒がしくて、派手な場所が向いているわけはありませんよね。
注意散漫になります。

とはいえ、学校や予備校のような場所が、
新しいことを学ぶのにベストな場所であるとも、私には思えません。

毎週のように同じ教室で、同じ先生の話をノートに書き写すとなると、
環境の変化が無さ過ぎて、脳が「休息モード」になるからです。

また、時間・空間の拘束力が高いため、
脳が「休息モード」になってしまった時、
それを解消するために取れる手段が少ないからです。

(海外には、授業のたびに椅子にすわったり、地べたに座ったり、机の配置を変えたり・・・という習慣がある学校もたくさんあるらしいですよー!)

と、いうことで
独学を効率よく進めるためにおすすめの環境は、

適度に雑音があり、自由に移動できる環境です。

ちなみに私は、集中したい時
カフェ・公園・図書館・ファミレス・・・・
みたいに、いくつかの学習場所を近所に用意しておいて、ちょっと集中力が落ちてきたな、というタイミングで移動します。

移動は自転車や徒歩で、できるだけいつも違う道を使うのがベストです。

景色の変化に対応するために周囲に気を配るちょっとした緊張感は、
1つのことに集中する時とはちがう脳の部位を使用するので、
刺激を与えつつもリフレッシュになります。

また、軽い運動で血流が良くなるのも、集中力あっぷに繋がりますよー。

ちなみに、赤信号のときにちょっとした暗記をするのもおすすめです。

提案② 五感を活用しよう

五感をすべて活用しながらの勉強・・・!?
目と口と鼻と耳と手をすべて動かすのかしらん?

を、想像するとずいぶん騒々しいですが(あ、韻ふんだ)
「視覚以外の4つをもっと使う」という意識をするだけでも、
ずいぶんと効果があがるはずです。

というのも、
人間は視覚で物事を判断することが多い生き物です。
たとえば、

チューリップとひまわりの違いを見分けるのは簡単でも、
嗅ぎ分けるのは難しいですね。

視覚で物事を捉えることに慣れているがゆえに、
気合をいれて勉強しよう!
という時も、
まずは文字情報のインプットをしようと気張りがちです。

とくに、四六時中スマホパソコンの画面を見ている人などは、
常に視覚を働かせていることになります。

すると、脳のなかでは視覚情報を処理する部位ばかりが刺激されて、
すぐに疲れて集中力が切れてしまうのです。。。

しかし、動物には五感で物事を判断する能力が備わっているので、

他の感覚も意識的に活用したほうが脳は活性化されるし、
記憶の定着も良くなります

個人差はあれど、
聴覚で記憶したもののほうが視覚で記憶したものより記憶に残りやすいという実験結果もあります。

だから、私は新しいジャンルの本を読むときや、
「覚えておきたい」「深く理解したい」と思う情報に関しては、
視覚で確認するだけでなく

「書く」か、「声に出す」を同時に行う

ようにしています。

書く時は脳をたくさん刺激したいので、

  • いつもパソコンで書き起こすのでなく、できれば紙に書く
  • 黒ペンで書くのでなく、色ペンで書く
  • ノートの横軸に沿って書くのでなく、大きさや方向をその都度変えたり、絵や図を添えたりしながら書く

といった工夫もしています。

「声に出す」は効果的なのですが、
どうしても黙読よりもスピードが落ちてしまうので

私は、文章内容を短時間で集中して理解したい時
呪文のように、口のなかでもごもごとすごい速さで音読するようにしています。(端から見たら変な人)

語学の勉強中などで、単語を覚えたい!と言う時は、
スピードよりも声の張りや大きさを重視しながら、
口に出してみると良いと思います。

視覚情報中心の勉強に疲れた時は、
BGMとして聴覚系の教材(受験生なら、スタディアプリとか)を流しながら、
勉強と全然関係ないこと(家事とか)をしてみるほうが、
案外良い学習になるかもしれません。

提案③ 脳内クイズ大会をしよう

集中力維持のためには、好奇心を保つことも、有効です。

先程のハリウッド映画の例ですと、ハラハラするシーンが続いて

「次、どうなるの!??気になる気になる!!!」

と脳が興奮している時って、時間を忘れるほどその世界に没入できますよね。

本を読む時や、新しい情報を得ようとする時は、
じぶんでじぶんの好奇心を刺激しながら読むことで、理解を深められます。

たとえば、

「江戸時代の文化 一覧表」を暗記しようとするよりも
「江戸時代の侍はどうして、ちょんまげみたいなへんてこな髪型をしていたんだろう?」
「だれが最初にちょんまげヘアを流行らせて、だれがあの髪型は変だと言い始めたのだろう?」

と脳内でクイズ形式の問いを立てながらその答えを探るほうが、
好奇心が刺激されるため、飽きづらくなりますし、記憶の定着力もあがります

何より単純な暗記などよりも、楽しいですね。

よく、この効果をねらってQ&A方式(疑問→その答え)で書かれている本や参考書を見かけるのですが、

経験上、自分で立てた問いの答えを、自分で探しながら読むセルフクイズ方式のほうが、効果は高いです。
自分の好奇心がどこに反応するかって、結局じぶんしかわかんないですからね(^_^;)

「問いを立てながら読む」
というのは、慣れるまでなかなか感覚が掴みづらいかもしれませんが
そのような人は、

  • 他の人と一緒に、感想や疑問を語りながら読書会をしてみる
  • 他の人にじぶんが学んだ知識をもとにクイズを出してみる

のが、おすすめです。

読書会については、
同じ文章を一人で読んだときと違う観点からの意見が聞けるので、新たな発見がありますし、
何より、他人との比較により自分の好奇心のツボが言語化できるようになってきます
また、自分より学習や読書に精通している人と感想を共有し合うことで、
問いの立て方がわかってきます

まずは、映画を観たあとで意見交換してみる
くらいのことから始めるのも、気軽で良いですね(*^^*)

また、人にクイズを出してみるのは、
アウトプットを通じて記憶の定着力が深まるだけでなく、
情報をわかりやすくまとめる方法を学べます。

それよりなにより・・・

独学も良いけど、
人とわちゃわちゃ話すのってやっぱり楽しいですよねー(・∀・)

まとめ

今日は、飽きずに独学を続けるための工夫を3つ、提案しました。

  ① 環境を整える
  ② 五感を活用する
  ③ 脳内でクイズを出す

脳をあれこれ刺激することがコツですよー。

試してみてくださいね(^o^)